先日Fujitsuのデジタイザペンに鉄製のクリップを付けた所電波を遮断してしまい消しゴムの動作に影響してしまった。
リベンジすべく、文具屋で使えそうなペンを探してきた。
選んだのはUniのPowerTank 0.7mm。こいつのクリップ部を移植する。
後ろの部分を回すとクリップとノック部分が外れる。
さらにクリップ部を外すが、透明パーツがなかなか外れなかったのでノコで切断し分解した。
クリップ側面にPower Tankの文字が書かれているが、Amorで研磨した所簡単に落ちた。アルコールでも落ちるかもしれない。
両端をカッターで切り込みを入れ折ってクリップの部分のみにする。
内側に段差もあるので、Fujitsuのスタイラスに紙やすりをあてて内側がぴったり合うようにやすりをかける。
これでペンとクリップが綺麗に合うようになった。
クリップの出っ張りが高すぎるので、こちらもやすりで削って高さを調整した。
後はクリップを付けるだけだが、接着力が弱いとクリップを持ち上げた時に剥がれてしまう。ここで登場するのがアクリサンデーである。
説明しよう!アクリサンデーとは、それ自身が接着するのではなく溶剤でお互いの樹脂を溶かしてくっつけるタイプの接着剤である。このため、溶かして付けるので強度が必要なアクリル系樹脂の接着には最適なのである。
が、さらさらの液体なので取扱いは難しい。ちょっとこぼしただけで液体が付いた部分がどんどん溶けていってしまう。インジェクターを使って接着面に注入するが、手元が狂うと溶剤が溢れてしまう。
溶剤に慣れない筆者はちょっと周辺を溶かしてしまったが・・・なんとかクリップを付ける事が出来た。
ペンとして持っても邪魔にならないし
今度は樹脂なので消しゴムも問題無く動作する。今度こそ完璧である(少し溶かしてしまった事以外は)
おまけ。
100円ショップのSerieに寄った際、面白い商品を見つけた。
幅広のシャープペンシルで、マークシートが塗り易いという代物。平べったい芯が付いている。
このシャープペンシルがあれば、マークシート式の試験では少しでも時間が節約できるのではないだろうか。デッサン用としても面白そうである。
三菱鉛筆 パワータンク スタンダードノック式 0.7mm SN-200PT-07 青
インジェクター 1・2.5・5ml 3個セット (TM-20)