一部の古いアプリやゲーム等で、画面をタッチしてもボタンにフォーカスが移動するだけで、ダブルタップしないとボタンが押下されない事がある。
これはプログラムがタッチ入力に対応していないためらしいが、残念ながら現在の所回避策がない様だ。ダブルタップせずとも少し指を動かす事でもクリック扱いになるが、操作性が悪い。
回避策はない様だが、操作を改善出来るTouchMousePointerという便利なツールが存在する。
http://www.lovesummertrue.com/touchmousepointer/ja-jp/index.html
これは、画面上に仮想的なタッチパッドを表示し、これをタッチ操作する事でマウス操作が出来るツールである。画面をなぞる事でマウスカーソルを動かすためタッチ位置がマウス位置とはならないためカーソルの移動はやや操作性が落ちるが、クリック操作はシングルタップで出来る様になる上、カーソルを画面上部に持って行くとメニューが出たりするソフトでは逆に操作性が良くなる。
使い方は簡単で、上記サイトから安定版のソフトをダウンロード・インストールする。
インストール後マウスアイコンがタスクバーに表示される。
これをクリックすると、画面右側に仮想タッチパッドが表示される。
このタッチパッドはフローティング状態にも出来、好きな場所に持っていく事も出来る。ピンチイン・アウトでサイズの変更も可能だ。
仮想タッチパッドが邪魔な場合、マウスアイコンを右クリックするとメニューが表示されるので、フルスクリーンを選択する。
すると、仮想タッチパッドは表示されず画面全体がタッチパッドとして動作する。全画面のノベル系ゲームを遊ぶ際などにはフルスクリーンにしておくと良い。二本指でタッチすると右クリックとなる。
マウスアイコンを再度クリックすると通常のタッチモードに戻る。
オプションで色々細かい設定が可能だ。